5年の乳がん治療を経て、現在は「乳がん体験者コーディネーター」として活動している janのHPです
いのち輝いて 乳がんと共に

私の選んだ道
腫瘍発見--2月毎年受けている検診で発見

2月の中旬、私はP病院外科を受診していた。
毎年自分の誕生日近くに受けるドックで、左乳房に影が発見され精密検査を勧められていたのである。

私としては、しこりや痛みなど、なんの自覚症状もなく、また一昨年、右乳房にも同じように影が見つかり、精密検査を経験していたので、検査の手順や方法も知っており、不安はまるでなかった。
診察、エコー、X線撮影まで済んだところで、先生から穿刺吸引細胞診を勧められた。
注射器でしこりを刺し細胞を吸引して顕微鏡で検査する方法である。
これも前回(右乳房)経験しており、「穿刺吸引細胞診て痛いから嫌だなぁ」くらいにしか考えていなかった。

さすがに検査後結果がでるまでは、少しドキドキしたものの99%大丈夫と思っていたし、結果は白!問題になるようなものは発見されなかった。
にもかかわらず、先生は「なにも出ませんでしたが、このしこりに関してはどうも形が気に入らないので、生検をうけませんか?」としつこく勧めてくださる。

生検とはガン細胞の存在を確認するために外科的にしこりを取り 、顕微鏡で組織を検査する方法だそうで、外来でできる手術だと説明を受ける。

私にはしこりがあるという自覚症状すらなく、もちろん痛みやその他いっさい何の症状も無いうえに、穿刺吸引細胞診の結果も異常なしとでたので、自分ではもう解決したものと思っていた。

ところが先生は、乳房を切ってしこり部分を摘出し検査をしてはどうか?とおっしゃっている。
1)穿刺吸引細胞診で、検査できるのは、しこり(腫瘍)のほんの少しの部分でけっしてしこり全体の細胞を検査できるのではないこと
2)しこり部分の周囲がはっきりせず形として、かなりガンの疑いが濃いこと
3)年齢からみても、乳ガンを疑う要素はあること

こういう点をあげて、丁寧に説明してくださる。
ずいぶん迷った。
たとえ形は悪くても大きくなくても母乳がでなくって、 私にとってはかけがえのない乳房である。
女として生まれて、乳房を意識しない女性がいるであろうか?
その乳房を検査のために「切りなさい」と言われても、そう簡単にYesとは答えられない。
乳房を切る・・それがいやさに、私はまるで先生と交渉するかのように、ねばった。
他に方法はないのか?、穿刺吸引細胞診だけではわからないのか?等々 

しかし、先生は「では、ずっと針を刺し続けますか?なにか出るまで・・」と冷ややかに、おっしゃって私は答えに詰まった。
「ともかく、もう一度 穿刺吸引細胞診にしてください。それから考えます。」とお答えしていた。
2度目の細胞診の結果も白
私は、内心やった!と飛び上がらんばかりだった。これで終わったと思った。
しかし、あいかわらずクールに先生はおっしゃった。
「生検は受けられた方がいいですね。それで白黒がはっきりします。ガンなら早く手が打てるし、違うならそれで安心です。」

えっ・・・そんなぁ・・・


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